個人サイトはAIとどこまで一緒に作れるのか? BIBIMBA WORKSの箱ができるまで
コードがよく分からなくても、サイトの箱はAIとの対話でほぼ作れた。ただし「決める・確かめる・止める」は最後まで人間の仕事として残った。BIBIMBA WORKS立ち上げの記録。
背景 — なぜAIとサイトを作ることにしたか?
猫と暮らしながらの試行錯誤——3Dプリント、自作Webアプリ、家の改善——を記録するサイトが欲しかった。ただ、自力でゼロからサイトを作る技術はなかった。git push や npm run dev が何をするコマンドなのか、都度確認しながら進めるレベルである。それでも作れるのか試したくて、AIと一緒に作ることにした。
進め方として、AIごとに役割を分けた。方針整理・仕様レビュー・安全確認の相談役と、構造・デザイン・実装の作業役を別のAIに割り当てる形だ。
実際にどう進んだか? — AIに任せた部分
結論から言うと、手を動かす部分はほぼAIとの対話で進んだ。
できあがったもの(それぞれの詳しい話は、別の記事にする予定):
- Astro製サイトの初期構築。トップページ、About、Works、記録の一覧と記事ページ、Privacy、Contact、404、RSS、sitemap、llms.txt まで一通り
- 監督(飼い猫のビビンバ)の実写から作ったトップページの画像と、毛色由来のカラーパレット
- 記事の書き方・公開手順をまとめた運用ドキュメント一式と、記事を量産するための仕組み
期間とやり取りの規模はこうだった:構築に2日、チャットのやり取りは60往復くらい。
どこで不安になったか? — 人間が確認した部分
AIは間違えないから安心、ではなかった。進みが速いぶん、方針とのズレと安全の見落としは、人間が見つけるしかなかった。
不安になったこと1:方針とのズレ。 作業を別のチャットに分けて進めたら、そのチャットが今の方針を知らないまま作業していないか、急に不安になった。実際、あとから見直すとREADMEに古い記述が残っていて、修正が必要だった。結果は「方向性は問題なし、細部に修正あり」。確認してよかった、という結論になった。
不安になったこと2:安全の見落とし。 Gitの履歴に個人メールアドレスが残る問題が起きた。しかも、最新のファイルを直しただけでは過去の履歴に残ることが後から分かり、対処をやり直すことになった。この顛末は失敗供養として別の記事に書く予定なので、ここでは深追いしない。言いたいのは一つだけ——AIが作ったものでも、安全の最終確認は人間の仕事だったということだ。
この2つから、AIの成果物は「動くか」だけでなく「方針どおりか」「安全か」の2軸で見る、という習慣ができた。
現時点の結論 — AIと人間の分担はこうなった
「作る」はAI、「決める・確かめる・止める」は人間。いまのところ、この分担に落ち着いている。
AIに任せてよかったこと:
- 実装とデザイン(自分では書けないコードが動く形で出てくる)
- ドキュメントの下書き
- 定型的な確認作業(ビルドが通るか)
人間に残ったこと:
- 何を作るか、何を書くかを決める(方針)
- 個人情報・安全の最終確認
- AIの提案を採る・直す・捨てるの判断
- 「まだ公開しない」と止める判断。サイトの箱はできたが、中身が整うまで公開は保留にした(この判断の話も、いずれ別の記事で)
「全部AIがやってくれた」と書けたら格好がつくが、正確ではない。手を動かす仕事は減ったが、判断の仕事は減らなかった。むしろ、次々に出てくる成果物を確認する分だけ増えた気がする。
次回やること
- 記事を書きためる(この記事がその1本目群)
- privacy / contact / OGP画像を整えて公開する
- 公開したら、この記事に公開URLと結果を追記する
監督:ビビンバのひとこと
さみしくなったのか基本的に膝の上でウニャウニャ文句を言っていた。

FIG.1 — 膝の上に収まるビビンバ。
改訂履歴
- v0.1(2026-07-13)公開